羊膜腔はどれか.

 答え → 図中 ③ が羊膜腔(amniotic cavity)


🔎 どんな問題? ─ 産婦人科・発生学での位置づけを“一文”で

本問は胎児付属物(羊膜・絨毛膜・卵黄嚢・臍帯など)の空間配置を俯瞰し、超音波所見や前期破水・胎児奇形(amniotic band syndrome)へ直結する “羊膜腔=胎児を最内層で取り囲む液体チャンバー” を正しく同定できるかを試す基礎+臨床の総合確認問題である。


1️⃣ 講義 PDF と完全に重なるページ

講義スライドタイトル本問との対応
胎児の発育・胎児付属物(系統)「胚盤期の卵膜・羊膜腔・卵黄嚢の模式図」羊膜腔=胚の直外側空間と図示(本問③が同じ)
流早産(系統)「前期破水診断:羊膜腔(AFI)低下」“羊膜腔=羊水容量を測る空間”を強調

2️⃣ チュートリアル過去問との重複

年度抜粋正解コメント
40期 再現問題「羊膜腔は胎児周囲の最内層腔を指す」同一概念を言い換えた設問
44期 本試験 Q21「卵黄嚢は羊膜腔外に存在する」羊膜腔 vs 卵黄嚢の位置関係を問う

3️⃣ CBT・国試向け“キーポイント”🖊️

  1. 同心円の覚え方
    胎児─羊膜腔─絨毛膜腔─子宮脱落膜 の順。

  2. 羊膜腔機能

    • 衝撃吸収・肺発育・体温維持・臍帯圧迫防止。

  3. 臨床応用

    • AFI/最大ポケット法で羊水量評価。

    • 前期破水=羊膜破綻→羊膜腔液漏出。

  4. 胚期の変化

    • 4 週:羊膜腔出現、卵黄嚢優位。

    • 8 週:羊膜腔>絨毛膜腔で融合へ。


4️⃣ 国家試験そっくり類題 ❺

#類題正解解説・講義 or 過去問
1胎児を直接取り囲み羊水を貯留する腔は?A 絨毛膜腔 B 卵黄嚢腔 C 羊膜腔 D 胎盤間腔C本問と同型。講義スライドと一致
2羊膜腔と卵黄嚢の位置関係で正しいのは?A 卵黄嚢が内側 B 羊膜腔が内側B44期 Q21 と同じ出題意図
3前期破水で最初に漏出する液体は?A 胎盤血 B 絨毛間血 C 羊水 D 脳脊髄液C羊膜腔破綻→羊水漏出。流早産 PDF
4絨毛膜腔が消失し羊膜腔と癒合するのは妊娠何週頃?A 6 週 B 8–10 週 C 16 週 D 24 週B発生週数表(系統)
5羊水が著減した場合にまず障害される胎児器官発達は?A 心 B 肺 C 肝 D 腎B羊水→肺伸展刺激。臨床必修知識

5️⃣ 授業ならではの“ツボ”✨

  • 「羊膜腔=“胎児用 宇宙服のエアバッグ”」という比喩で教員が強調:圧力分散+自由運動スペース。

  • 球栓(mucus plug)が子宮頸管を閉鎖→羊膜腔を外界細菌から隔離する機構を追加解説(教科書に薄い)。


🎉 応援メッセージ

「羊膜のバリアをマスターしたあなたは、周産期トラブルに“防水加工”バッチリ! 次の難問も軽やかにクリアだ🌊✨」

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