分娩第2期はどれか.
一文まとめ
分娩第 2 期とは “子宮口が全開大(約 10 cm)してから胎児を完全に娩出するまで” の時間区分であり、開大前(第 1 期)でも胎盤娩出後(第 3 期)でもない。
1. 講義 PDF に載っている該当箇所
系統講義 「分娩の生理・正常分娩経過」 では、分娩経過を図示したページで
・分娩第1期:陣痛発来 → 子宮口全開大
・分娩第2期:全開大 → 児娩出
・分娩第3期:児娩出 → 胎盤娩出
と明示されており、本問の正答が “全開大から胎児娩出” であることが示されています 。
2. チュートリアル過去問との重なり
| 年度 | 抜粋 | 正答 | 本問との関係 |
|---|---|---|---|
| 41 期 再現 問50「分娩第1期は4時間であるか」 | 誤 | 第1 期=陣痛発来〜全開大を確認させる設問で、本問と同じ三期区分を問う | |
| 44 期 再現 問1「子宮口全開大時の陣痛周期」 | 正 | ‘全開大’ を分娩期判定のマーカーにしている点が共通 |
3. CBT/国試向け詳細解説
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| a 陣痛から破水まで | × | 破水は期区分とは無関係。むしろ前期破水なら分娩前。 |
| b 1 時間に6回以上の陣痛〜全開大 | × | これは分娩第1期(開口期)を示す。 |
| c 子宮口全開大〜胎児娩出 | ○ | 分娩第2期(娩出期)。正常初産で ≦2 時間が目安。 |
| d 胎児娩出〜胎盤娩出 | × | 分娩第3期(後産期)。 |
| e 胎盤娩出〜1 時間後 | × | 産褥早期の管理時間で分娩期には含まれない。 |
キーポイント
“10 cm” が分娩期の境界線:全開大=第1→第2期のスイッチ。
時間基準:初産婦の第2期 ≦2 h・経産婦 ≦1 h。これを超えれば遷延・分娩停止。
胎児リスク管理:第2期は児頭が産道を圧迫し持続徐脈が起こりやすく、児心拍+分娩進行スピードをパルトグラムで同時監視。
4. 5題の演習問題(国試形式)
| # | 問題 | 正解 | 解説と出典 |
|---|---|---|---|
| 1 | 分娩第3期の正常持続時間(初・経産共通)は?A 5 分以内 B 30 分以内 C 1 時間以内 D 2 時間以内 | B | 30 分超は胎盤娩出遅延。講義図表 p.32 |
| 2 | 第2期が 2 h を超えた初産、胎児心拍正常・児頭 station+2。第一選択は?A 帝王切開 B 吸引分娩 C 骨盤計測 D 子宮収縮薬増量 | B | 下降充分+心拍良好→鉗子/吸引。 |
| 3 | パルトグラムで latent phase と active phase の境は?A 子宮口2 cm B 3–4 cm C 5 cm D 8 cm | B | Friedman曲線 acceleration の始点。講義図15 |
| 4 | 分娩第1期の微弱陣痛と判断する子宮内圧平均値は?A <10 mmHg B 20 mmHg C ≤30 mmHg D ≥70 mmHg | C | 表3(4–8 cm)で 10 mmHg以下を微弱に定義 |
| 5 | 分娩第2期で一過性遅発徐脈が反復。対応で誤りは?A 母体側臥位 B 酸素投与 C 児頭下降促進 D 鎮痛薬静注 | D | 鎮痛薬は呼吸抑制を来し禁忌、他は胎児蘇生。 |
5. 授業オリジナル Point ✨
「オレンジの皮むき」メタファー:子宮口10 cmは皮が完全に剥けた状態、第2期は実(胎児)を押し出す時間、講義で好評の覚え方。
母体努力≒いきみ開始:全開大後に“いきみ許可”を出すことで会陰損傷を減らす――この実習トークは教科書に載っていない臨床 Tips。
応援ワード💡
「10 cmを超えたらゴールは目前! 第2期をスマートに駆け抜けて、合格の ‘赤ちゃん’ を取り上げよう👶✨」
(引用:分娩経過講義スライド )
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